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東京主要5区のオフィスビル、2ヵ月ぶりに改善/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画はこのほど、2013年8月度の東京主要5区(千代田、中央区、港区、新宿区、渋谷区)オフィス市況調査結果を発表した。

 東京主要5区のビル(基準階床面積100坪以上)の平均空室率は8.29%(前月比0.15ポイント減)と、2ヵ月ぶりに改善した。最も空室率が改善したのは新宿区で10.52%(同0.40ポイント減)。複数の大型成約に加え、新規募集が少なかったことによるもの。次いで、千代田区で6.24%(同0.28ポイント減)、中央区で9.56%(同0.27ポイント減)と改善。一方、港区では、新築ビル竣工による供給増により、9.20%(同0.10ポイント増)と上昇、渋谷区では6.88%(同0.02ポイント増)と微増した。

 推定成約賃料は1万6,188円(同2円増)と、横ばいながらも5ヵ月連続の上昇。各区とも新規募集物件が少なく、目立った賃料値上がりの動きは見られなかった。

 新築ビルの平均空室率は16.26%(同3.96ポイント増)、推定成約賃料は2万9,545円(同122円減)。8月度は、港区で1棟の大規模新築ビルが竣工しており、これによる供給増から空室率が上昇した。


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