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フラッグシップマンションブランド「THE CONOE」始動。初弾「代官山」を起工/アパグループ

「THE CONOE<代官山>」建設予定地。奈良県東京事務所跡地で東急東横線「代官山」駅徒歩1分と言う絶好のロケーション

 アパグループは20日、同グル-プのフラッグシップマンションブランド「THE CONOE」の第1弾、「THE CONOE<代官山>」(東京都渋谷区、総戸数120戸)を起工した。

 同社は、2010年4月から、5ヵ年計画でマンション30棟ホテル50棟を東京都心で展開する中期計画を推進。これまでに、マンション・ホテル合わせて53物件の開発、用地取得を行なってきた。マンションはこれまで「CONOE」ブランドで展開してきたが、都心の好立地での高級マンション開発でアパグループ全体のイメージを高める狙いから、新ブランドを立ち上げた。

 開発地は東急東横線「代官山」駅徒歩1分に立地。奈良県東京事務所跡地で、11年競争入札で取得した。敷地面積は約1,700平方メートル。設計監修に、横浜赤レンガ倉庫等を手掛けた建築家の新居千秋氏を登用。建物は、地上13階地下2階建てで、建築面積約1,060平方メートル。延床面積約1万500平方メートル。

 住戸は、1DK~3LDK、専有面積は未発表。建物・室内グレードは、既存のCONOEブランドより高めるほか、4段階セキュリティやスマートフォン等を使った遠隔施錠にも対応。各階に防災倉庫を設けるなど防災防犯に配慮する。また、電力・ガスの見える化も実施。最寄りのアパホテルをゲストルーム代わりに使えるほか、アパグループのゴルフ場、ホテルスイート、リゾートホテルの優待を行なう。

 販売開始時期、販売価格は未定だが、主要住戸は1億円を突破する見込み。

 同日会見を行なったアパグループ代表の元谷 外志雄氏は「東京でのマンション事業に参入したときから、代官山にマンションを作ることを考えてきた。この立地にふさわしいマンションをつくれるよう、一層気合を入れて開発を進めていきたい。価格は未定だが、会員組織を作り購入希望者を集めながら、できるだけお求めやすい価格で提供できるよう努力したい。新ブランドは、第2弾を港区西麻布、第3弾を港区三田綱町で供給する予定だ」などと抱負を語った。


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