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吹付けアスベストが露出した建築物、全国で1万6,071棟/国交省調査

 国土交通省は27日、建築物防災週間(2013年3月1~7日)に実施した建築物に関する調査結果を発表した。1956年~89年までに施工された民間建築物の吹付けアスベストの状況ほか、窓ガラスの地震対策、外壁材の落下防止対策、広告板の落下防止対策について調査したもの。

 吹付けアスベストおよびアスベスト含有吹付けロックウールの調査では、露出した吹付けアスベストの建築物数は1万6,071棟(前回調査比8棟増)、指導により対応済みの建築物数は1万1,125棟(同75棟増)、指導により対応予定の建築物数は838棟(同6棟減)となった。

 道路、避難路等に面しているはめ殺し窓ガラスの設置状況では、告示基準に適合していない建築物数が1,229棟(同10棟減)、 改修済みの建築物の数が890棟(同増減なし)、改修予定の建築物の数45棟(同4棟増)となった。

 その他調査の詳細は、同省ホームページ参照。


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