積水化学工業(株)の環境・ライフカンパニーは2日より、中古マンションの専有部を対象としたマンションリノベーション事業を開始する。
築30年を超えるマンションストック戸数は増大しており、また、それらの給水給湯用の配管材料の内部腐食や、結露による壁表面や内部のカビ等の問題が生じている。
同社では、マンション共用部における給排水管等の樹脂配管への更新を、製品販売だけでなく、配管診断から更新工法の開発まで含めた包括提案を通じたビジネスを展開していることから、さらにマンション専有部におけるリノベーションとパッケージ化した商品「マルリノ」を展開することで、共用部と専有部の両面でのビジネスを展開していく考え。
工事の際には、断熱性・遮音性・設計自由度等を向上させる独自の工法「Refilled(リフィルド)工法」を核とした施工を行なう。
マルリノの展開エリアは東京都およびその近郊とし、2016年度で売上高25億円、共用部の給排配管の更新等を含めたマンションストック事業全体で100億円の売り上げを目指す。