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LTV引き下げへ新規投資口発行/MTR

 森トラスト総合リート投資法人(MTR)は3日、新規投資口発行および投資口売り出しを実施すると発表した。

 直近約1年間で「渋谷フラッグ」(取得価格320億円)など3物件、取得価格合計額464億円の物件を借入金の活用により取得。その結果、資産総額のうち借入金額および投資法人債発行残高の占める割合であるLTVが基準値の50%を超過したことに加え、テナント撤去等で一時期的に稼働率が低下していた「三田MTビル」と「大阪丸紅ビル」でリーシングが進捗し、稼働率が回復。安定稼働に一定の目途が見えたことから、LTV基準値以下への引き下げと、さらなる資産規模の成長を目指して行なうもの。

 公募による新投資口発行数は2万口。第三者割当による新投資口発行数は2,000口。調達資金額は188億円(上限)。

 併せて2013年5月14日の13年3月期決算短信において公表した14年3月期(第24期)の運用状況予測について、修正。
 営業収益86億8,300万円(前回予想比0.0%)、営業利益50億9,000万円(同0.9%増)、経常利益42億8,400万円(同1.1%増)、当期純利益42億8,300万円(同1.1%増)、一口当たり分配金は1万7,700円(同200円増)とした。


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