(公財)都市緑化機構はこのほど、「社会・環境貢献緑地評価システム(通称:SEGES)」の個別部門「都市のオアシス」の認定結果を発表した。
同プログラムは、民間企業が都市環境への貢献を目的に整備・管理する優良な緑地空間の中で、「公開性・市民性」「安全性」「環境への配慮」を満たす緑地を「都市のオアシス」として認定するもので、今回は「赤坂インターシティ・ホーマットバイカウント」(東京都港区、新日鉄興和不動産(株))、「東京ミッドタウン」(東京都港区、三井不動産グループ)、「丸の内パークビルディング」(東京都千代田区、三菱地所(株))など、都内15施設が認定された。
「赤坂インターシティ・ホーマットバイカウント」は、2005年春に誕生した職住一体型のビル。省エネやCO2排出抑制への取り組みとして、地域冷暖房システムやコージェネレーションシステム、高断熱・高遮熱ガラス、自然換気ダンパーといった先進技術を導入している。
「東京ミッドタウン」は、07年3月に開業した大規模複合施設。隣接する港区立檜町公園も含め、開発面積の約4割に相当する約4haを緑地とオープンスペースで構成。緑地の樹木は、従前の防衛庁の敷地内にあったクスノキや桜など約140本を移植している。
「丸の内パークビルディング」は、「三菱一号館」とともに囲んだ「一号館広場」に、四季によって異なる多様な植栽や噴水等の水景施設等を設置。「一号館広場」の丸柱を緑化した「プランテッドコラム」や、ドライミストなどの新しい環境技術の導入、再生雨水を利用した水景施設など、先進的な環境技術とランドスケープを組み合わせている。