森ビル（株）は7日、東京都港区の「アークヒルズ」と「六本木ヒルズ」が、「都市のオアシス」認定制度（主催：（公財）都市緑化機構）において、初年度の認定緑地に選定されたと発表した。
都市における緑地の普及・啓発を目的に本年度より実施するもので、「緑地の公開性・市民性」「安全性」「環境貢献度」をもとに第三者審査会が認定する。なお、初年度の今年は、事務局が認定候補地を選定するトライアル形式として実施された。
候補地となった両施設では、13年8月に体感温度を簡易的に測定できる特殊な計測器「居心地メーター」を設置。「緑に囲まれた場所」と「都市部のアスファルトに囲まれた場所」で実測した結果、最大体感温度差は、アークヒルズで19.5度、六本木ヒルズで20.4度にも達した。こうした実測値も参考に、書類審査、現地確認を経て正式に認定されるに至った。