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東京のオフィスビル空室率、3年11ヵ月ぶりに7%台後半/三鬼商事

 三鬼商事(株)は13日、2013年9月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は7.90%(前月比0.26ポイント減)と2009年11月以来の7%台に低下。既存ビルに大型成約の動きが見られたことから、全体の空室面積が約1万9,000坪減少したことによるもの。

 新築ビルの空室率は18.12%(同0.19ポイント増)。満室稼働していたビルが既存ビルの区分にシフトしたことなどによるもの。
 既存ビルの空室率については、建て替えなどに伴なう大型需要が見られたことから7.70%(同0.28ポイント減)と改善した。
 平均賃料(坪単価)は、新築ビルが2万5,578円(同0円減)、既存ビルが1万6,062円(同40円減)。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は、商談が進んでいた新築ビルに成約の動きが見られたほか、既存ビルにも大型需要があったことなどから9.97%(同0.13ポイント減)と8ヵ月ぶりに9%台に改善。平均賃料(坪単価)は1万1,257円(同4円増)。


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