三井不動産(株)、(株)三井不動産ホテルマネジメントは16日、三井ガーデンホテルズの新規5ホテルの出店を発表。今後も大都市圏や地方政令指定都市にて、積極的に新規展開を行なうことを明らかにした。
三井不動産グループの三井ガーデンホテルズは、全国で15施設4,037室を運営しており、2014年1月で30周年を迎える。今回、新規開業を発表したのは、14年3月7日開業予定の「三井ガーデンホテル大阪プレミア」(大阪市北区、客室数271室)、14年3月25日開業予定の「三井ガーデンホテル京都新町 別邸」(京都市中京区、客室数129室)、14年7月開業予定の「三井ガーデンホテル柏の葉」(千葉県柏市、客室数166室)、15年新春開業予定の「ミレニアム 三井ガーデンホテル東京」(東京都中央区、客室数329室)、17年春開業予定の「(仮称)三井ガーデンホテル名古屋」(名古屋市中村区、客室数約300室)。
これらの開業で、チェーン運営客室数は5,000室超となる予定。観光・レジャー利用や外国人客、女性宿泊客が増加していることを受け、ツインやトリプルの部屋を多く設け、可能な限り大浴場を設置するほか、女性目線の徹底した空間づくりを行なうなど、顧客満足度を高めるさまざまな取り組みを行なっていく。
同日会見した三井不動産常務執行役員アコモデーション事業本部長の山本隆志氏は、「ホテル業界はアベノミクス効果により、絶好調といえる。東京五輪が決定し、開催に向けて伸びていく産業。着実に需要を捉えて事業展開していきたい」などと話した。
また、同グループは、シンガポールのホンリョングループが開発する、東京都中央区銀座5丁目の建物を賃借し、三井ガーデンホテルチェーンとして出店する。ホンリョングループの「Millennium & Copthorne Hotels(ミレニアム アンド コプトーン ホテルズ)」が世界24ヵ国で展開する「Millennium(ミレニアム)」と、三井不動産グループの「三井ガーデンホテル」の両ブランドを冠した「ミレニアム 三井ガーデンホテル 東京」として15年新春に開業予定。ミレニアムにとっては日本第1号店となる。