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仙台市のマンションが独自防災力認定制度で2つ星認定/大京

「ライオンズ仙台レジデンス」外観完成イメージ

 (株)大京は17日、 仙台市宮城野区で建設中の「ライオンズ仙台レジデンス」(総戸数108戸)が、震災に強いまちを目指した仙台市独自の認定制度「仙台市杜の都防災力向上マンション認定制度」で、建物性能(建築計画)について 2つ星の認定を受けたと発表した。

 同制度は、東日本大震災においてマンションの玄関ドアが開かなくなったり、水や物資の調達・運搬に苦慮するなど、高層建築特有の課題が顕在化したことなどを受け、マンションにおける防災活動のさらなる充実や、建物性能の向上を図ることを目的に創設されたもの。

 新築・既存問わず分譲マンションを対象に、「建物性能」または「防災活動」について評価、取り組み内容や活動段階等により最大2つ星である星の数にて認定する。なお両項目に取り組んだ場合は最大4つ星の認定となる。
 なお、「建物性能」については耐火建築物で、住宅性能評価を受けたマンションまたは耐震改修促進法の認定を受け、耐震改修工事を実施したマンションが対象。

 「ライオンズ仙台レジデンス」は、鉄筋コンクリート造地上13階建て。2棟を連結した免震構造を採用し、どの方向からの揺れに対しても地震力を分散でき、建物の安全性を高めるとともに、建物連結部分の損傷リスクも軽減する。
 また、自家発電機や防災備品を設置するなど災害時の対応も強化する。
 なお、竣工は2014年2月の予定。


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