東急リバブル(株)は、売買仲介の顧客が住宅ローンを利用する場合に、タブレット端末を使って事前審査申し込みができるシステムを、10月19日から同社自由が丘センター、11月上旬から青葉台センターで試験的に導入する。タブレット端末からの住宅ローン申し込み手続きは不動産業界初の試みだという。
同システムは凸版印刷(株)が開発したペーパーレス申し込みシステムを、タブレット端末向けに住宅ローン事前審査申し込みアプリとして新たに開発したもの。(株)三菱UFJ銀行の住宅ローンが対象となる。
一般的な住宅ローン申し込み手続きは、売買契約の事前審査のために50項目程度を専用の申込用紙に手書きで記入しなければならないが、同システムを使うことでタッチペン操作や本人確認書類のスキャナ読み取りなど、入力の手間が約30%省けるという。ペーパーレス化が進むことで情報セキュリティの向上が図れるとともに、通常は1週間程度かかっていた審査も2~3日程度に短縮できる。
今後、他店舗への導入を進めるとともに、三菱東京UFJ銀行以外の金融機関の住宅ローン申し込みへの拡大も検討していく。