(株)リロ・ホールディングは、一戸建てリロケーションオーナー向けの新サービス「リロの修繕計画サービス」を開始した。
計画的に修繕費が積み立てられるマンションと違い、一戸建てをリロケーションする場合、設備の自然故障等の修繕は、オーナー負担となる。リロHDでは、水回りその他の設備について5万円までの修理費を全額同社が負担するメンテフリーサービスを、一戸建てリロケーションに関して付与しているが、一回の修繕費が十数万円を超えることも珍しくない給湯器やガスコンロは対象外となり、修繕が発生した場合、海外にいるオーナーはその修理費の入金等の手続きも必要となっていた。
今回スタートする修繕計画サービスは、同社に年間賃料の1ヵ月分もしくは半月分を支払うことで、万が一給湯器・ガスコンロに修理・交換が発生した場合、その費用を全額(支払いが半月分の場合は、半額)同社が負担する。交換は年1回のみ。同時に、庭木の剪定サービス、蟻予防処理サービス、排水管清掃サービスも年1回提供する(支払いが半月分の場合は、オーナーが半額負担)。
同サービスの開発を進めてきた(株)リロケーション・インターナショナル営業推進ユニットユニットマネージャーの領木博久氏は「リログループでは、約4,000戸の一戸建てをリロケーションしているが、年間500件弱、給湯器とガスコンロの故障が発生する。サービス開始に向け、今年1月から200戸を対象にトライアルしてきたが、9割以上のオーナーに好評いただいた。このサービスでオーナーの安心感を高め、管理戸数を年間10~15%積み増していきたい」などと語った。