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平成25年土地活用モデル大賞、6プロジェクトを選定/都市みらい推進機構

受賞プロジェクトの代表が集合した
土地月間記念講演会のようす

 (一財)都市みらい推進機構は24日、平成25年土地活用モデル大賞を決定。表彰式をアルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)で開催した。

 土地活用モデル大賞は、都市再生や地域再生、中心市街地活性化を含めた地域活性化をを推進するために、土地の有効活用や適切な維持管理をしている模範的事例を募集し表彰しているもの。平成25年度は13プロジェクトの応募があり、6プロジェクトが受賞した。

 国土交通大臣賞には「オガールプロジェクト(紫波中央駅前都市整備事業)」が選定された。自治体出資法人オガール紫波(株)を設立し、民間投資の誘導やテナント誘致、資金調達などを成功させた事例で、公民連携事業(PPP)の一つの先進的なケースであることが評価された。

 都市みらい推進機構理事長賞は、UR賃貸住宅の大規模改修プロジェクト「たまむすびテラス(りえんと多摩平・AURA243多摩平の森・唯マール多摩平の森)」(東京都日野市)が受賞。その他、「高松丸亀町商店街G街区第一種市街地再開発事業」、「淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業」、「リノベーションによる小倉魚町の都市再生プロジェクト」、「岩手県釜石市平田総合公園における仮設まちづくりの実践」等が選定された。

 主催者挨拶において、同機構理事長の田畑昌行氏は、「土地活用モデル大賞が創設されて10年。今年も関係者一体となって取り組んだ事例が多数寄せられた。いずれもこれからのまちづくりの参考となる内容であり、機構としても活用していきたい」と話した。
 
 あわせて、同機構、(一財)土地総合研究所、(一財)土地情報センター、(一財)不動産適正取引推進機構、(公財)不動産流通近代化センターの共催による「平成25年度土地月間記念講演会」を開催。
 国土交通省土地・建設産業局参事官の平岩裕規氏が土地行政の最近の動きについて報告したほか、今回土地活用モデル大賞を受賞したプロジェクトの概要などを発表した。


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