三井ホーム(株)は31日、2014年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(13年4月1日~9月30日)の連結売上高は976億6,700万円(前年同期比20.0%増)、営業損失44億1,500万円(前年同期:営業損失75億8,600万円)、経常損失43億800万円(同:経常損失77億3,000万円)、当期純損失30億6,200万円(同:当期純損失52億2,200万円)。
新築事業、リフォーム・リニューアル事業とも期首工事中受注残高が前期を上回り、さらに当期受注が増加したことで売上高が増加。売上総利益率が改善し、赤字幅が改善した。
主力の新築事業は、幅広い顧客層への商品競争力を強化。3,000万~5,000万円台の受注割合が上がり、9月度においては消費増税の影響もあり受注高が大幅増。売上高は674億2,900万円(前年同期比20.8%増)、営業損失も39億7,600万円と前年同期比で27億6,400万円改善した。
1日会見した同社代表取締役の市川俊英氏は、「上期は、金利先高感、消費意欲の好転、消費増税前の動き等で、売上げ受注共に好調だった。下期は、上期の反動減など不透明な要素もあり、当初の計画通りとした。上期、下期の差が依然として明確であり、施工に合わせた販売計画を立てるなど、今後は平準化という課題解決に向け取り組んでいきたい」などと述べた。
なお、通期では連結売上高2,340億円、営業利益20億円、経常利益23億円、当期純利益11億円を見込んでいる。