(一社)不動産流通経営協会は1日、日経ホール(東京都千代田区)にて「第8回FRK住まいと暮らしのセミナー」を開催した。
冒頭、同協会理事長の竹井英久氏が「インターネットの浸透、社会構造の変化などにより、ユーザーニーズは個別・多様化している。当協会はよりいっそうのサービス向上に努め、透明・公立性の高い市場形成を目指していく」と挨拶。
セミナーでは、明海大学不動産学部准教授の本間 勝氏が「住まいの土地の留意点と自然力」をテーマに講演。自然と共生する暮らしについて、「まずは間取りや設計を工夫、その上で自然エネルギーの設備を補完すること。“設備ありき”にならないよう気を付けることがポイント」などと話した。
第2部では、脚本家の倉本 聰氏が「当たり前の暮らしを求めて」をテーマに特別講演。幼少時代や、1977年に移住した北海道富良野市での暮らしを中心に、「当たり前」の大切さや真の豊かな生活について語った。
セミナーには約650名が詰めかけ、会場は満席となった。