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賃貸住宅、商業施設、事業施設を中期経営計画の柱に/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は12日、2014年3月期第2四半期決算および第4次中期経営計画について、報道陣に説明した。
 
 当期(13年4月1日~9月30日)は、連結売上高1兆2,426億3,100万円(前年同期比29.2%増)、営業利益700億2,700万円(同10.4%増)、経常利益700億5,100万円(同8.0%増)、当期純利益400億5,200万円(同11.5%増)となり、第2四半期としては過去最高となった。

 第4次中期経営計画(2014年3月期~16年3月期)は、成長戦略としてコア事業における「事業領域のバリューチェーンの強化・拡充による収益の向上」と「高齢化、安全・環境意識の高まりなど社会の変化に対応した商品・サービスの強化」に注力するとした。

 具体的には“賃貸住宅”“商業施設”“事業施設”の領域に重点的に投資。計画期間中の総投資額は、4,000億円。高齢者対応ビジネスでは、医療介護施設・高齢者住宅の建築で確立したノウハウを駆使することで売上高1,800万円を目指すとした。

 最終年度の連結売上目標は2兆8,000億円(13年3月期比39.4%増)、営業利益は1,700億円(同32.8%増)、純利益は1,000億円(同51.1%増)。

 説明会において同社取締役常務執行役員の香曽我部 武氏は、「重点事業については、いずれも住まいを提供してきた会社としての経験を活かしていく。こうした事業の海外展開にも注力していく」などと話した。


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