(公財)日本不動産学会は12日、第20回日本不動産学会業績賞および田中啓一賞の受賞者を発表した。
業績賞は、不動産開発事業のみならず、金融、流通、管理、調査、出版、情報、教育などの不動産事業や関連制度が対象。田中啓一賞は、春と秋の年2回、同学会会員を対象に、不動産についての実務または政策形成に関し、積極的でユニークな活動により成果を収めたと認められる個人または団体を表彰するもの。
今回の業績賞は、候補数6件の中から、「泉パークタウンの街づくり」(三菱地所(株)、(株)泉パークタウンサービス)、「オフィスビルにおける『ソフト力』による一連の節電活動(節電フルーツ還元節電~“We are on the same boat.”節電)(郵船不動産(株))、「浦安環境共生都市コンソーシアムの都市ブランド向上のための取り組み」(浦安環境共生都市コンソ-シアム)、「台湾・観光客倍増計画と阿里山国家森林遊楽区『天空の森林理想郷』~景観ガイドラインにともなう観光地整備~」((株)フォレストシップ1級建築士事務所、GAORFAN GAOGYUSHUO建築師事務所、游錫堃氏、林盛豊氏)の4件を選定。
田中啓一賞は「地盤セカンドオピニオン推進による消費者と供給者間に存在する情報格差の解消」(地盤ネット(株)代表取締役:山本 強氏)、「土地住宅・都市・国土政策における重大な改革的政策形成の先導」(大阪大学社会経済研究所招聘教授・(公財)国際東アジア研究センター長:八田達夫氏)の2件を選定した。
表彰式は、16日開催する同学会の秋季全国大会(会場:宮城大学大和キャンパス)で行なわれる。