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東京・大崎再開発の集大成、地上40階建てタワーマンション発売/三井不レジ他

「パークシティ大崎 ザ タワー」外観完成予想図
子供の「考える」「つくる」スキルを育むためのインタレストツリー(中央)、「伝える」「感じる」スキルを伸ばすためのインタレストウォールなどを設置した「クリエイティブキッズガーデン」
71.97平方メートルの居室。その時々のライフスタイルに合わせられるよう、リビングと洋室の間にはパーティションを採用している

 三井不動産レジデンシャル(株)は、日本土地建物販売(株)、大成建設(株)、大和ハウス工業(株)、新日鉄興和不動産(株)と共同で開発中の分譲マンション「パークシティ大崎 ザ タワー」(東京都品川区、総戸数734戸)の第1期販売を23日より開始。26日、報道陣にモデルルームを公開した。

 同物件は、住宅・商業施設・オフィスなどからなる、総開発面積約3.6haに及ぶ「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」内の超高層住宅棟。JR「大崎」駅徒歩6分に位置する、鉄筋コンクリート造地上40階地下2階建てで、山手線内側で初めて供給される「パークシティ」ブランドのマンション。

 緑豊かな住環境を創造する「オーガニックシティ」というコンセプトを掲げ、「コミュニティガーデン」「カラフルガーデン」など7つのコンセプトガーデンを配置。敷地全体では開発前と比べ約14倍となる、30%超の緑化率を実現する。

 都心での理想的な子育てを実現するため、各界のスペシャリストの提言を共用空間に反映。「考える」「つくる」「伝える」「感じる」等のスキルを伸ばすためのツールを備えた「クリエイティブキッズガーデン」や、実のなる木を20種類以上植樹した「エディブルパーク」などを設置する。また、災害に強いまちづくりを実現。災害時、約72時間継続利用可能な自家発電により、非常用設備を稼働させることができる。

 第1期販売戸数は288戸(総販売戸数566戸)。専有面積は43~116平方メートル。販売価格は4,580万~1億8,500万円、最多販売価格帯は9,000万円台(17戸)。坪単価は368万円。登録受付からの来場者は1,700組となっている。竣工は2015年5月下旬の予定。

 同日会見した、同社開発事業本部都市開発一部長の山田貴夫氏は「3.6haに及ぶ北品川五丁目の再開発は、30年に及ぶ市街地再開発『GARDEN CITIES 構想』の集大成となる、住・商・業一体の複合再開発プロジェクト。山手線内側という希少性と、資産性・将来性への期待から、販売状況は好調。すでに約200戸が登録済みで、登録受付期間締切の12月1日には、販売全戸が完売する見込み」などと話した。


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