国土交通省は29日、自社で建設したプレハブ住宅の施工不備が判明したミサワホーム(株)に対し、原因究明と再発防止策の検討・報告等を指示した。
今年10月、ミサワホームグループのミサワホーム中国(株)から、型式適合認定等を受けたプレハブ住宅について、それと異なる施工をしたという報告を受けてのもの。壁の大きな変形を防ぐ補強等のために設けられるせっこうボードまたは合板が施工されていなかった。
現時点で、せっこうボードの施工されていない疑いの強い物件は全国で1,619棟(うち住宅性能評価物件947件)。
同省は、ミサワホームに対し、住宅購入者等の利益保護等を万全に期すように求めたほか、必要な対策を講じるよう指示。疑いの強いすべての物件について、建築基準法の違反事実の有無を調査するよう、関係特定行政庁に依頼した。