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蓄電池の採用、9割弱が「満足」と回答/積水化学工業調査

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは12日、「家庭用蓄電池利用実態アンケート調査(2013)」の集計結果を発表した。太陽光発電システム、独自のコンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)のスマートナビ、大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket」を搭載した「進・スマートハイム」を2012年4~9月に契約した入居者を対象に、蓄電池の利用状況や満足度などを調査したもの。

 蓄電池への満足度については、「非常に満足」が44%、「まあ満足」が43%で87%が「満足」という結果に。その理由は「月々の光熱費が削減できる」(86%)、「非常時の電源確保ができる」(71%)が上位を占めた。

 男女別では、「非常に満足」の回答者の53%が女性、男性が40%で、女性の評価が高かった。理由についても「月々の光熱費が削減できる」が95%、「非常時の電源確保ができる」が82%と高い割合を占め、一般的に女性が家計管理や家事を担うことが多いことから、「光熱費」や「非常時」の点での高い満足度につながっていると分析している。

 また、放電量が多い世帯は、家族人数が多く、消費電力量も多い傾向にあるなど、ライフスタイルや家族数で蓄電池の使い方が違うことから、「最適な放電時間」などのアドバイスや、蓄電池の稼働率を高める使い方の提案が必要となるなどの課題も明らかになった、としている。


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