戸建住宅の地盤調査などを手掛けるジャパンホームシールド(株)は12日、建築業者を対象にした業界初のサービスとして、木造戸建住宅の擁壁下の地盤調査と、調査結果に応じた基礎を提案する「擁壁特約プラン」の販売を開始した。
擁壁とは、崖や盛り土の側面が崩れ落ちるのを防ぐために築く壁のことで、住宅の場合は埋め戻し土を支えるために使用する。
同社へ相談が寄せられた地盤事故原因の66%が擁壁に絡む事故であり、今後は新築住宅の擁壁物件比率が高くなっていくと考えられることから、新サービスの販売を開始することにしたもの。
同サービスでは、住宅の下部地盤に加え、擁壁下部地盤の強度を合わせて評価。設計時に必要な必要地耐力を確認することで、住宅の不動沈下等を予防する。また、補強工事が必要な場合には最適な補強計画を提案する。