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リノベーションマンション供給を加速。練馬で首都圏第1弾/東急リバブル

「ルジェンテ・リベル氷川台」販売住戸内部。スケルトン化し、間取りを3DKから2LDKへ変更。新築分譲マンション同等の設備機器や内装としている
建物外観。分譲化にあたり、セキュリティ強化のためエントランスにオートロックを増設。タイルの補修、外階段の塗装など外観をブラッシュアップし、植栽も施す

 東急リバブル(株)は、リノベーションマンションブランド「L'GENTE LIBER」(ルジェンテ・リベル)の首都圏第1弾となる「ルジェンテ・リベル氷川台」(東京都練馬区、総戸数24戸)を、2014年1月11日から発売する。

 同物件は、東京メトロ有楽町線「氷川台」駅徒歩2分に立地する、築27年の賃貸マンション(地上6階建て)を同社が取得。共用部分と空き住戸の専有部分をリノベーションし、順次販売していくもの。賃貸中の物件はそのまま賃貸住宅として運用。入居者が退去次第、専有部分のリノベーションを行ない、販売する。

 分譲化にあたり、新築物件同様のセキュリティレベルとするため、エントランスにオートロック、防犯カメラを設置。玄関ドアもディンプルキー化した。また、植栽の充実を図り、外装タイル修繕、外階段の再塗装などで外観をバリューアップした。

 住戸は3DK、専有面積46~54平方メートルと、元オーナー住戸の90平方メートル。リノベーションは、スケルトン化して配管類を交換、3DKを2LDKに変更した標準プランと、間取りはそのままに内装をリニューアルし、住設機器のグレードにも差をつけることで、販売価格を200万円前後引き下げた「カジュアルプラン」も設定した。

 女性設計士の意見を取り入れ、DINKS層をターゲットとしたカラーリングと水回り機器を導入。新築同様のカラーセレクトを受け付けるほか、未改修のままの販売も行なう。また、新築同様のアフターサービスと設備補償(2年)を導入。分譲化にあたり、管理組合も組成する。

 リノベーション費用は、総額で約1億5,000万円を見込む。年明けから、4戸を先行発売。販売予定価格は、2,260万~2,900万円。

 「ルジェンテ・リベル」は、今年5月に兵庫県宝塚市で第1弾を発売。今回の「氷川台」に続いて、来年兵庫県西宮市でも発売を予定しており、今後も首都圏・関西圏での仕入れと販売を強化していく。


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