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東京都心5区、ビル空室率6ヵ月連続の低下/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は10日、2013年12月末時点のオフィスビル市況をまとめた。

 東京ビジネス地区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は7.34%(前月比0.18ポイント低下)となり、6ヵ月連続で改善した。新築・既存ビルともに大型成約があり、空室面積は約1万3,000坪減少した。

 新築ビルの空室率は14.50%(同2.21ポイント低下)。一部で大型成約の動きがあり、新規供給がなかったことが要因。既存ビルの空室率は7.21%(同0.14ポイント低下)で、大型成約があったため空室面積が減少した。1坪当たりの平均賃料は新築2万7,166円(同111円上昇)、既存1万6,022円(同13円下落)。

 また、大阪ビジネス地区の平均空室率は9.79%(同0.06ポイント低下)で、9ヵ月連続の改善となった。ただし、大規模ビルの竣工の影響で1年間で空室面積は約9,600坪増加。平均空室率は、前年同月比で0.28ポイント上昇した。1坪当たりの平均賃料は1万1,271円(同14円下落)。


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