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原市団地内に「芝浦工業大学サテライトラボ上尾」を開設/UR都市機構

 (独)都市再生機構(UR都市機構)埼玉地域支社と芝浦工業大学は15日、UR都市機構賃貸住宅「原市団地」(埼玉県上尾市)で、UR団地内店舗を活用した、「大学」施設としては埼玉で初となる「芝浦工業大学サテライトラボ上尾」を開設する。

 1966年に入居を開始した同団地では、居住者の高齢化を踏まえ、高齢者支援に取り組んできた。その一環として、団地近傍に「大宮キャンパス」を有する芝浦工業大学(システム理工学部)と連携・協力し、2011年度よりウォーキングマップづくりなどの健康まちづくりを実施。
 こうした継続的な取り組みを背景に、このほど同大学が文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」に採択され、よりいっそうの地域連携を推進していくため、今回、サテライトラボを開設することにしたもの。今後は、原市団地および周辺地域居住者のコミュニティ活動の拠点として、また学外教育研究活動の拠点として利用し、地域の自治会や行政、事業者などとの連携を強化し、高齢者の多い居住者と学生がコミュニケーションを重ねながら地域の課題解決に取り組んでいく。

 なお、15日に、団地自治会など地域関係者も参加する「地域資源を活かした空間計画・デザインとエリアマネジメントの提案」をテーマとした大学院プランニング演習発表会も開催する。


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