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船橋の大規模マンションで省エネ実証。11%のピークカット低減効果確認/野村不動産

 野村不動産(株)は、(株)ファミリーネット・ジャパンと共同で実施した、分譲マンション「プラウド船橋 一街区・二街区」(千葉県船橋市、総戸数573戸)における省エネルギー意識および効果調査の、2013年夏季期間の省エネ実証の結果を発表した。

 同調査は、スマートプラン、スマートメーターのデータ分析結果を基に作成される省エネアドバイスレポートの効果検証、電力波形から何の家電かを自動識別などができる「ディスアグリゲーション技術」の性能検証を行なうことが目的。調査期間は、13年8月~14年11月(うち夏季実証は13年8~9月)、参加世帯数は233(参加率40.7%)。
 
 料金体系と節電情報提供の2軸でグルーピングし、節電効果を検証した結果、「スマートプラン+見える化+省エネアドバイザーレポート」世帯で、夏季受給ひっ迫時間帯におけるピークカット低減効果11.1%(「スマートプラン+見える化」世帯は6.6%)、省エネ削減効果6.9%(同4.9%)を確認した。

 同社は今後、「プラウド船橋 三街区・五街区(総戸数686戸)」においても同様の省エネ調査を行なう予定(1~11月)。また4月からは、これまでの実証内容に加え、「ディスアグリゲーション技術」を用いた次世代の電力見える化サービスの実証実験も開始する。


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