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既存住宅流通活性化へ“評価の専門家”として活躍を/鑑定協が新年賀詞交歓会

「既存住宅流通活性化を進める中で、“評価の専門家”として活躍する」と述べる緒方会長

 (公社)日本不動産鑑定士協会連合会(鑑定協)は22日、新年賀詞交歓会を東海大学校友会館(東京都千代田区)で開催。各業界団体役員や国会議員など多くの来賓が出席した。

 冒頭、会長の緒方瑞穂氏は「現在、不動産鑑定評価制度の見直しが図られており、今秋より新制度が実施される予定。その中には国際評価基準の推進に重点が置かれる予定で、当会でも対応を進めている。
 不動産業界が一体となって進めている既存住宅流通活性化の面では、建物評価システムの簡素化などを実施。今後も仲介や建設業の皆さまとより一層連携しながら“評価の専門家”としてどの場面でも活躍できる存在を目指す」と挨拶した。

 来賓挨拶では、国交省土地・建設産業局次長の江口 洋一郎氏が「不動産鑑定評価制度が社会の重要なインフラとして成長したのには、会員の皆さまのご尽力があったからこそ。今後、不動産鑑定評価基準の見直しや法改正などが予定されているほか、ヘルスケアリートなど多様化する証券化対象不動産の鑑定や国際化への対応などにもご協力いただくことになる。協会設立50年の節目に向けて、より一層のご活躍を期待する」などと話した。


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