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「長期優良住宅化リフォーム推進事業」を公募。最高100万円を補助/国土交通省

 国土交通省は23日、「平成25年度長期優良住宅化リフォーム推進事業」の公募要領等を発表した。平成25年度補正予算の成立後、事務局を設置。公募を開始する。

 同事業は、インスペクション、住宅性能向上のためのリフォームと適切なメンテナンスによる住宅ストックの長寿命化を図る優良な取り組みに対し、その事業に要する費用の一部を補助。既存住宅ストックの質の向上、リフォーム市場の拡大、良質な中古住宅の流通促進を図るのが目的。

 対象となるのは、劣化対策、耐震性向上、維持管理・更新の容易性、省エネルギー対策、高齢者対策、可変性等の性能向上のための工事を含んだリフォーム。リフォーム前に建築士によるインスペクションを行なうこと、工事後に維持保全計画を作成すること、工事後に劣化対策と耐震性(新耐震基準)基準を満たすことが条件となる。また、インスペクション後に劣化等の不具合が指摘された場合は、リフォーム工事のないように含めるか、維持保全計画に補修時期・点検時期を明記する必要がある。

 応募は、住宅の建築主(施工業者含む)、またはグループ提案も可能。特定性能向上リフォーム工事、その他性能向上リフォーム工事(外壁・屋根・バリアフリー化・環境対策等)、リフォームに先立つインスペクション費用、履歴情報・維持保全計画の作成費用、リフォーム瑕疵保険費用等の合計額について、工事費の3分の1、戸当たり100万円を上限に補助する。1提案についての補助上限は5,000万円、グループ提案の場合は1億円を限度とする。


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