(株)長谷工コーポレーションは24日、(株)クボタと共同で、既存マンションの排水立て管を住みながら更新する「HK-D工法」を開発したと発表した。
同工法は、コンクリートスラブに埋まった排水立て管の継手部分をリフォームする工法として、更生工法ではなく更新工法を採用したもの。
コンクリートスラブを壊さないため、一般的な更新方法と比較して騒音・振動を低減。短時間施工が可能で排水制限は約8時間、全体工期も一般的な更新方法と比較して4分の3に短縮できる。
また工事後は、継手を特殊継手に更新することで排水性能が20%以上向上。塩ビ管への更新により、汚れがつきにくく高圧洗浄で簡単に洗浄できるという。一般的な更新工法と比べ、コストも約5%(同社比)減らせる。
今後は、(株)長谷工リフォームが首都圏から順次、排水管改修工法の一つとして、マンション管理組合に提案していく考え。