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民間住宅ローンの貸出動向、変動金利型が7割/住宅金融支援機構調査

 (独)住宅金融支援機構は24日、2013年度「民間住宅ローンの貸出動向調査」結果を発表した。13年9月18日~10月28日の期間、民間住宅ローンを取り扱う金融機関336機関に対し、アンケート調査を実施。回答数は309件。

 新規貸出額の金利タイプ別の貸出実績では、変動金利型が前回調査より0.6ポイント増の68.4%と、引き続き全体の約7割を占めた。一方、3年以上の固定金利型のシェアは微減。全期間固定型は3.9%(前年比0.8ポイント増)と微増した。

 新規貸出額を占める借換割合(平均値)は30.3%(同4.0ポイント減)と減少したものの、依然として3割を超えた。

 金融機関が懸念する住宅ローンのリスクは、「金利競争に伴う利ざや縮小」が94.1%(同0.7ポイント増)が最も多く、次いで「他機関への借り換え」が63.0%(同3.9ポイント減)、「中長期的な採算性悪化」が53.1%(同49.2%)となった。


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