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東京・京橋の免震オフィスビルが竣工/三菱地所

「ぬ利彦ビル南館」外観

 三菱地所(株)は30日、開発中のオフィスビル「ぬ利彦ビル南館」(東京都中央区)を竣工した。

 酒類・食品卸業他として創業300年の歴史を誇る(株)ぬ利彦(東京都中央区、取締役社長:中澤彦七氏)が京橋に保有する資産の建替事業。プロジェクトマネジメント支援業務を三菱地所、設計・施工を清水建設(株)、設計管理監修業務を(株)三菱地所設計が担当した。

 鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造、地上9階地下1階建て。敷地面積758平方メートル、延床面積6,627平方メートル。都営浅草線「宝町」駅徒歩1分、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分。

 1階が店舗、2~9階が事務所。事務所部分は、基準階有効面積約160坪、天井高2.8mを確保した。中間階免震装置を採用し、ビル用の非常用発電機設備設置に加え、テナント用の非常用発電機スペースも確保するなどBCP対応も強化。また、ファサードに奥行500mmの水平三段庇を採用するなど環境面にも配慮している。


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