(株)共立メンテナンスは4日、「子どもの一人暮らし」に関するアンケート調査結果を発表した。4月から大学進学により一人暮らしを始める子どもを持つ全国の30~50歳代の親400人を対象に調査したもの。調査期間は1月17~20日。
それによると、進学のタイミングで自立してほしいと願う一方、一人暮らしには不安が多く、4人に1人は子どもに一人暮らしをさせたくないと考えていることが分かった。また、一人暮らしをさせる際に心配なことについては、「特に心配はない」と答えた人はわずか6.3%で、「きちんとした食事を取っているか」(68.8%)、「健康管理ができているか」(63.8%)、「犯罪に巻き込まれないか」(59.5%)などの不安を抱いていた。
「子どもに与えたいことは何か」という質問には、「やりたいことができる環境」(62.3%)、「金銭面での安心感」(42.3%)、「良い教育環境」(28.25%)などの項目を抑え、「心身面で自立できる環境」が64%でトップに。仕送り額については、10万円未満という回答が全体の約7割を占め、学業とアルバイトの両立が必須の現状が明らかとなった。