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サービス付き高齢者向け住宅事業で新会社設立/パナソニック

居室レイアウト一例。正方形の間取りでベッドとトイレを最短距離で配置し、できる限り自分でトイレに行けるよう配慮

 パナソニック(株)エコソリューションズ社は5日、サービス付き高齢者向け住宅事業を手掛ける新会社「パナソニック コムハート(株)」(大阪府門真市、代表取締役社長:井戸正弘氏(パナソニック(株)エコソリューションズ社副社長))を設立すると発表した。

 パナソニックは、1998年から介護施設の運営、訪問介護、介護リフォームなどのエイジフリー事業を展開。12年からは、サービス付き高齢者向け住宅2棟を開設し、介護事業に関するサービス・運営の知見やノウハウを蓄積してきた。

 新会社は、土地(200~300坪)を所有するオーナーを募集し、物件(2億円程度)を建設、その土地と建物を20年以上長期間借り上げ、運営していく。住宅設備・電気製品・介護機器の製造販売と、介護サービスを結び付け、新たな設備・機器の開発や、入居者の空き住居を再生リフォームし、資産活用する事業展開も計画している。

 展開するすべての施設で、高齢者の身体的負担や車椅子の旋回スペース、介護などに配慮した住宅プランを採用。パナソニックの最新設備や機器を全棟に設置し、体力向上、リハビリ、認知症などに対応したプログラムを開発し、導入していく。パナソニックが創業100周年を迎える2018年を目途に、100棟まで拡大させる予定。


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