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好調なマーケットにより全セグメント好調。増収増益/三井不動産13年3月期第3四半期決算

 三井不動産(株)は12日、2013年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(13年4月1日~12月31日)は、連結売上高9,946億7,000万円(前年同期比5.3%増)、営業利益1,131億1,000万円(同15.7%増)、経常利益945億1,700万円(同21.4%増)、純利益618億9,400万円(同31.8%増)であった。

 賃貸セグメントは、「日本アステラス三井ビルディング」の通期稼働による収益寄与や「ラゾーナ川崎プラザ」など商業施設の大規模リニューアル効果のほか、三井不動産アメリカグループにおける為替影響などによる収益寄与もあり、セグメント売上高3,345億1,600万円(同1.9%増)、営業利益837億4,400万円(同2.3%増)。
 分譲セグメントは、新築マンション分譲が順調に推移。通期計上予定戸数6,450戸に対し当第3四半期で97%の進捗。また日本アコモデーションファンド投資法人への賃貸住宅売却などもあり、売上高2,070億700万円(同6.6%増)に。営業利益については前年同期の高利益率物件売却の反動もあり、103億2,600万円(同11.1%減)となった。
 マネジメントセグメントでは、リハウス事業における仲介件数増加により、売上高2,266億8,800万円(同4.1%増)、営業利益348億9,000万円(同26.1%増)。なお、三井不動産リアルティネットワークにおける仲介件数は3万1,297件(同2,728件増)となり、過去最高を記録した。
 三井ホームセグメントでは、期首受注残高が前期比増となっていたことに加え、当期受注増もあり、売上高は1,478億7,100万円(同17.6%増)。営業損失は43億7,900万円(前年同期:営業損失85億400万円)であったものの、前年同期に比べ、損失は約半減した。

 通期は売上高1兆5,300億円、営業利益1,600億円、経常利益1,320億円、純利益650億円を見込む。


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