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東京都心のビル空室率5%台維持、4ヵ月連続で回復/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は13日、東京都心5区および全国6大都市における2014年2月度の大規模オフィスビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを発表した。

 東京都心5区のビル空室率は5.53%(前月比0.22ポイント減)と4ヵ月連続で低下した。現空面積も28万479坪(前月比7,555坪減)も低下傾向が継続。景気回復によるオフィス需要の回復および新規供給が低水準なことで、需給バランスは改善ペースを速めつつある。

 募集賃料は、坪当たり1万8,309円(同193円増)と、3ヵ月連続の最安値更新からようやく上昇に転じた。しかし、本格的な賃料上昇は今後数ヵ月の推移を見る必要があるとした。募集面積も59万7,094坪(同1,430坪増)と低下傾向が続き、一部エリアの築浅ビルでは品薄感も出ている。

 なお、全国の6大都市別の空室率は、東京23区5.8%(同0.2ポイント減)、札幌市6.3%(同0.6ポイント増)、仙台市10.5%(同0.1ポイント減)、名古屋市8.0%(同0.1ポイント減)、大阪市8.9%(同0.4ポイント減)、福岡市6.8%(同0.9ポイント減)。


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