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東京都中野、投資法人と協働でオフィスをリノベーション/トランスリアル

今回内覧会を行なった一室。左側の壁面は一面ホワイトボード仕様となっている。反対側には充実した壁面収納を設置
限られたスペースを有効活用できるよう、ワークデスクを設置し、壁面を黒板仕様に

 デザインオフィスに特化した物件検索サイト「SOHO東京」を運営、ワークスペースのニーズを活かしたリーシング活動を展開している(株)トランスリアル(東京都渋谷区、代表取締役:長谷川 正憲氏)は4日、インヴィシブル投資法人(INV)と協働で、同投資法人が運用するオフィスビル「クロス・スクエアNAKANO」(東京都中野区)をそれぞれ違うタイプの部屋にリノベーション。それぞれタイプの違う5部屋を公開した。

 同物件は、JR中央線・東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩10分に位置。1993年築の鉄骨鉄筋コンクリート造の地上10階建て。どの部屋も、デザイン性の高い照明や床材へ変更。可動式の扉で商談、執務スペース等に仕切り、多様な使い方を可能にした。さらにプロジェクター取り付けフックを設置、壁面等をホワイトボードとして使用できるように標準化するなど限られたスペースを有効活用できるよう工夫した。また、それぞれの部屋を別々の建築家が手掛けることにより、壁面収納がある部屋、稼働式家具がある部屋、カフェをイメージした部屋など特徴を出した。

 今回公開した5部屋の専有面積は35.58~35.74平方メートル、賃料は14万5,000円(別途消費税)、管理費8,000円。

 同社代表取締役の長谷川 正憲氏は、「今後もデザインだけでなく、リーシング、デザインをワンストップで不動産オーナーやPM会社に提供し、オフィスのバリューアップを図り稼働率向上に貢献していきたい」と話した。


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