東急不動産(株)は4日、会員制のサテライトオフィス「Business-Airport(ビジネスエアポート)」2号店の品川店竣工に伴い、報道陣に公開した。
ビジネスエアポートとは、外出の多いビジネスパーソンやノマドワーカーなどをターゲットに、ビジネス利便性の高い立地で、サービスオフィスやシェアオフィスなどの小規模なレンタルオフィス空間とともに、ラウンジやコンシェルジュサービスなどを導入したビジネス・コミュニティ空間を提供するもの。2013年3月に1号店の青山店を開業した。
品川店は、JR「品川」駅から徒歩3分に立地する太陽生命品川ビルの28階に位置。1,020.40平方メートルあるワンフロアを利用し、高層階ならではの優れた眺望と相まって、開放的な空間を実現した。
個室(1~6名)の「サービスオフィス」(66室)、ブースタイプの固定席「シェアオフィス」(6席)、フリーアドレスタイプのラウンジ「シェアワークプレイス」の3タイプを用意。そのほか、共用部として打ち合わせスペースや会議室、シャワールームなどを設けている。
サービスオフィスとシェアオフィスの会員は法人登記が可能。また、どのタイプの会員でもゲストを招くことができるほか、共用スペースやコンシェルジュサービスが利用できる。
上質で快適な空間づくりにこだわり、サービスオフィスの家具はすべてハーマンミラー社製を導入。共用部ではコンシェルジュが常駐し、きめ細やかなビジネスサポートを行なうほか、ブックコーディネーターが選んだ各ジャンルの本を月替わりで提供、ビクターエンターテイメント(株)の音響システム「KooNe(クーネ)」導入によるリラックス効果のあるBGM提供などを行なっていく。
利用料金はサービスオフィスは月額13万円~、シェアオフィスが9万9,000円~、シェアワークプレイスは2万円~(1日会員は3,000円)。青山店と相互利用ができる会員制度も設ける予定。現在、大手企業のプロジェクトチームや地方企業のサテライト利用など10社ほどから問い合わせが来ている状況。
現在、都内で4店舗目を計画中で、5店舗目までを都内で開業した後、海外展開も視野に入れているという。
なお、品川店オープンと青山店1周年を記念して、Facebookのビジネスエアポートページを「いいね!」するとシェアワークプレイスを無料体験ができるほか、青山店でパーティーなども企画している。詳細は同事業ホームページ参照。