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オフィスと外資系ホテルを融合させた「京橋トラストタワー」竣工/森トラスト

「京橋トラストタワー」外観

 森トラスト(株)は4日、東京都中央区京橋二丁目で建築を進めてきた「京橋トラストタワー」の竣工を発表した。

 同物件はJR「東京」駅徒歩4分、東京メトロ「京橋」駅徒歩1分。東京都が進める「アジアヘッドクォーター(AHQ)特区」に指定されている京橋エリアの中心部に位置する。敷地面積4,403.86平方メートル、延床面積5万2,470.87平方メートル。鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上21階地下3階、塔屋2階建て。オフィスやホテルを複合させた大規模再開発。

 建物は「ハイブリッド制震構造」を採用し、一般の高層建築物に求められる約1.5倍の耐震性能を実現。さらに、地震直後に建物の安全性を自動的に分析、即時判定する建物モニタリング診断システムを導入したほか、平常時電力供給の最大約8割をオフィス専用部も含めて供給可能な非常時用発電機(2,400kw)を装備。最大約1週間の長時間電力供給を可能とする大容量燃料タンク(14万リットル)防災井戸や災害用備蓄倉庫も設置するなど、充実したBCP対応設備を整備した。

 エントランス「Connect4」は天井高6mを確保。オフィス部分は、基準階貸室面積約1,624平方メートル、有効天井高2,900mmの整形無柱空間とすることにより自由度の高いオフィスレイアウトを可能にし、全室LED照明を採用、完全個別空調などを採用した。ホテルは、世界的外資系ホテルグループ「マリオネット・インターナショナル」が手掛けるブランド「コートヤード・バイ・マリオネット」を誘致、「コートヤード・バイ・マリオネット 東京ステーション」を開業する。そのほか、ビル内・周辺企業のビジネスサポートとしての設備を備えた「カンファレンス」も設置する。

 なお、ホテル、カフェ・レストラン・カンファレンスの開業はいずれも4月2日の予定。


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