三菱地所(株)はこのほど、「上野松竹デパート」跡地のリニューアルプロジェクト「上野の森さくらテラス」(東京都台東区)の4月26日オープンを発表した。
同施設は、上野駅前・上野恩賜公園で半世紀以上親しまれてきた「上野松竹デパート」を、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階搭屋1階建ての大型飲食店ビルに建て替えたもの。JR「上野駅」不忍口側から上野恩賜公園への高低差をつなぐエスカレーターを備えた吹き抜け空間を建物中央に配置し、上野恩賜公園への玄関口の役割も果たす。
外観は、上野山台地の地層をイメージさせる横ラインを基調としたデザイン。和洋中19店舗の飲食店舗が入居する予定で、公園側には屋上オープンスペースも設けた。
同プロジェクトは、矢島建設(株)が事業主として開発を進め、同社はプロジェクトマネジメント支援業務を、(株)竹中工務店が設計・施工を、三菱地所ビルマネジメント(株)が竣工後のプロパティマネジメント業務を担当する。