(株)日本政策投資銀行(DBJ)と(一財)日本不動産研究所(JREI)は10日、新たに業務協力協定を締結、DBJ Green Building認証制度の共同運営を開始したと発表した。
両者は、同認証制度に関する業務協力協定を2011年9月28日付で締結。環境や社会に配慮した不動産(グリーンビルディング)の分析・評価等に係る意見交換、情報交換を通し、同認証制度の普及・促進を図ってきた。その結果、グリーンビルディングの評価基礎が確立されたことから同認証制度の運営を両者の共同運営体制に移行するもの。
なお、共同運営体制発足後初めて、JREIは、日本生命保険相互会社が開発する「(仮称)丸ノ内1丁目プロジェクト」(東京都千代田区)に対し、プラン認証を実施した。
同物件は、敷地面積約3,900平方メートル、延床面積約5万6,000平方メートル。地上22階地下3階建て。全館LED照明を採用するほか、太陽光発電パネル、BEMSを導入し優れた環境性能を実現。また、建物を制震構造とし、非常用電源設備を充実させ、ビルの防災やテナントのBCPに配慮している点などを高く評価。「国内トップクラスの卓越した『環境・社会への配慮』がなされたビル」として5段階で最高位「Platinum(plan)2013」を付与した。