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“過ごし方”に注目したキッチンとエントランスを開発/コスモスイニシア

「SCENERY KITCHEN」
「WELCOME HALL」

 (株)コスモスイニシアはこのほど、新製品「SCENERY KITCHEN(シーナリーキッチン)」と「WELCOME HALL(ウェルカムホール)」を開発したと発表した。

 同社では住宅の購入を検討している「ファミリー」や「プレファミリー」層の住まいに対する“感性的価値観”や“過ごし方”にフォーカスした研究・空間づくりを進めており、今回の商品は同プロジェクトの第1弾となる。
 
 同プロジェクトでは、市場調査やグループインタビュー、購入者への聞き取り調査等を実施するとともに、顧客と同世代の社員を中心としたワーキングチームを組成。“自分たちがほしい住まい”を研究し、新たな空間設計を行なってきた。

 その結果、“どのように使われるか”から“どのように感じられるか”へ情緒的価値を大切にする住まい観への変化がみられた。また、「オープン」、「メリハリ」、「フィーリング」の3つをライフスタイルのキーワードとして抽出。家族が一緒の時間を楽しむ、友人が自然と集まりたくなるLDK空間重視とメリハリのあるプランニングを提案している。

 「SCENERY KITCHEN」は、“魅せる”“つながる”“隠せる”の3つのコンセプトを特長とし、家具のように映えるキッチンデザインとした上で、閉鎖的になりやすいキッチンをLDの空間と自然につながるよう配慮。さらにゆとりのあるキッチンワークトップや巾木スライド収納等を追求した。
 「WELCOME HALL」は、隣接する洋室の一部を玄関側に用いることで玄関幅を拡張し、ゆとりを創出。また、下足入れは収納量を重視したトール型やカウンター型を提案し、自分好みの楽しみ方を提案していく。

 両商品は現在開発中の「イニシア武蔵中原レジデンス」(川崎市中原区、総戸数46戸)と「イニシア押上レジデンス」(東京都墨田区、総戸数34戸)への導入を開始しており、今後も導入を検討していく考え。


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