野村不動産(株)は18日、東京都八王子市および千葉県柏市における、大規模高機能型物流施設「Landport」の開発用地取得を発表した。
「(仮称)Landport 八王子II」は北八王子工業団地に位置し、中央自動車道「国立府中」ICより約7km、「八王子」ICより約4km。国道20号線等の幹線道路を経由して東京西部の物流拠点として、また、圏央道の全線開通によりさらなる広域配送が可能な立地となる。
建物計画は、4階建て延床面積約1万1,000坪。トラックが上層階に直接乗り入れ可能な施設計画で、多様な分割ニースにもフレキシブルに対応可能なプランを想定している。着工2015年夏、竣工16年夏を予定。
「(仮称)Landport 柏沼南」は沼南工業団地隣接地域に位置し、常磐自動車道「柏」ICより約12km。国道16号線等の幹線道路の利用で県内および首都圏への広域配送が可能な立地となる。
建物計画は、3階建て延床面積約1万5,000坪。階高に余裕を持たせ、将来の拡張や季節波動による荷量増加に対応可能なプランを想定している。着工15年春、竣工16年春を予定。
なお、同社グループでは、中長期経営計画(~2022.3)において、物流施設の開発事業を成長戦略の一つに掲げており、これまで首都圏で6物件約10万坪の「Landport」シリーズを開発し、運営している。14年3月には「NREG 川崎ロジスティクスセンター」を竣工、また15年1月には「Landport 厚木金田」が竣工予定となっており、引き続きグループ全体で、首都圏・関東圏・中部圏において物流施設の開発を積極的に行っていくとしている。