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非住宅の省エネ性能表示制度、4月25日から運用開始/国土交通省

評価を受けたビルが表示マークを掲示して環境性能をアピールできる

 国土交通省は19日、非住宅建築物の一次エネルギー消費量を第三者機関が評価・表示する「建築物省エネルギー性能表示制度」(Building Energy-efficiency Labeling System=BELS)を創設し、4月25日に運用開始すると発表した。

 BELSは、2013年10月にとりまとめた「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のためのガイドライン」で示した評価・表示の考え方を踏襲。4月1日に完全施行する改正省エネ基準に準じた評価方法を採用するため、省エネ法に基づく書類などを活用して申請できる。

 評価結果については書面で交付する。交付を受けた申請者は、評価内容を記した表示マークを建築物に掲示できる。制度を活用した企業の省エネアピールや、テナント誘致のための営業ツールにするなど、さまざまな場面での利用を想定している。

 評価は、登録住宅性能評価機関や指定確認検査機関などのうち、BELS業務の実施機関として届け出た機関が行なう。実施機関の届出受付は4月中旬より開始する。評価員については、一級建築士や建築整備士などの有資格者で、BELS評価講習(実施機関:(一財)建築環境・省エネルギー機構)を修了していることが条件。


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