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東京・上池台に“食”をテーマにしたシェアハウス/ブルースタジオ、東急電鉄

業務用コンロなどがあり充実したキッチン
業務用コンロなどがあり充実したキッチン
71室中、8.28平方メートルの個室が大半を占める
71室中、8.28平方メートルの個室が大半を占める
建物外観。1階は店舗が入居し、2階以上が社員寮だった
建物外観。1階は店舗が入居し、2階以上が社員寮だった

 (株)ブルースタジオは25日、“食”をテーマとしたシェアハウス「STYLIO WITH KAMIIKEDAI(スタイリオ ウィズ 上池台)」(東京都大田区、全71室)を竣工、報道陣や関係者向けに公開した。

 1975年築の鉄筋コンクリート造地上5階建ての2~5階部分。都営浅草線「西馬込駅」から徒歩14分に立地する。元東急ストアの社員寮だった建物を東京急行電鉄(株)が借り上げ、事業化。ブルースタジオは商品企画・建築設計監理を手掛ける。2月竣工の「STYLIO WITH DAIKANYAMA」に続く、東急電鉄のシェアハウス第2弾。

 2階の約245平方メートルを共用部に改修。大型キッチンを中心にダイニング、ラウンジ、ワークスペースを設けた。キッチンには、業務用コンロや可動式テーブルなどプロ仕様の設備を導入。共用部では、料理教室やマルシェ、食に関するセミナーなどを定期開催していく方針。建物は、耐震補強を施した。

 専有面積8.28・16.56平方メートル。間取りはワンルーム。賃料は5万~6万6,000円(別途共益費)。現在、2室に申し込みが入っている。

 ブルースタジオ専務取締役の大島芳彦氏は「同物件は駅から遠く、地域に密着した商店街の中にある。そこで、まちに開かれたシェアハウスをテーマとした。共用部を拠点に、シェアハウス内だけでなく地域も巻き込んだ交流の場になってほしい」と述べた。
 東急電鉄都市開発事業本部住宅・ソリューション事業部住みかえ事業推進部賃貸住宅担当課長の牛山博宣氏は「食という間口の広いテーマを設けたことで幅広い世代や国の方に集まっていただきたい」と話した。

 30日には近隣住民なども対象とした「お披露目マルシェ」を開催する予定。


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