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「ダイビル本館」がCASBEE大阪オブ ザ イヤー最優秀賞/ダイビル

中央の建物が「ダイビル本館」。周辺の河川を流れる水を利用した地域冷暖房などが特徴

 ダイビル(株)は、13年2月に竣工した「ダイビル本館」(大阪市北区)および隣接して整備した都市公園「中之島四季の丘」が、「CASBEE大阪 OF THE YEAR2013」の最優秀賞を受賞したと発表した。

 CASBEE大阪 OF THE YEARは、大阪市建築物総合環境評価制度「CASBEE大阪みらい」において優秀な評価を得た建築物を表彰するもので、快適で環境にやさしい建築を促進するのが狙い。

 ダイビル本館は地上22階・地下2階・塔屋2階、高さ108m、延床面積4万8,198平方メートルの事務所・店舗からなる複合ビル。南北を流れる堂島川と土佐堀川を流れる水を利用した地域冷暖房システムを採用し、一般的な空調システムに比べてCO2排出量を大幅に削減した。このほかにもLow-E複層ガラスや自然換気システムの採用など総合的な取り組みが高く評価された。

 中之島四季の丘は、ダイビルと関電不動産(株)が共同で整備した。ウメやサクラなど多様な樹木を植え、遊歩道なども整えた。将来的には周辺の回遊性向上のキーポイントになると見込む。

 審査委員からは、「建築主企業のアイデンティティとしての外観保全という強い思いに最新の建築・設備の技術がうまく融合している」という評価を受けた。


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