大和ハウス・レジデンシャル投資法人(DRI)は10日、2014年2月期決算を発表した。
当期(13年9月1日~14年2月28日)は、営業収益83億1,600万円(前期比4.3%増)、営業利益35億5,900万円(同2.8%減)、経常利益27億400万円(同2.7%減)、当期純利益27億300万円(同2.7%減)、1口当たり分配金は8,688円(同388円増)となった。
「カスタリア初台II」「カスタリア恵比寿」など6物件(取得価格合計103億円)を取得。13年10月および11月に新投資口2万2,000口を発行して総額85億9,900万円の資金調達を行ない、手取金の一部により、同年11月29日付で短期借入金70億円の期限前弁済を実施した。また、唯一保有していた商業施設「フォレオタウン筒井」を同年12月26日付で譲渡し、その結果、保有する物件はすべて居住施設となった。
保有物件の運用においては、当期の平均稼働率は96.5%と運用状況の予想の前提条件であった平均稼働率96.0%を上回る水準で推移した一方、前期まで弱含みで推移してきた賃料水準が、当期は前期同様の水準を確保できたこと、費用面でも媒介手数料、修繕費等が低く抑えられたこと等を主因として、筒井譲渡による賃料収入の減少をカバーし、筒井の不動産等売却損3億8,500万円を除けば、前期で公表した運用状況の予想を8,200万円を上回る純利益を計上した。
次期は、営業収益85億7,000万円、営業利益38億2,500万円、経常利益30億100万円、当期純利益30億円、1口当たり分配金は8,470円を見込む。