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郊外マンション市場に参入し、年間供給1,000戸超へ/サンケイビル

「ルフォンソレイユ小平小川町」完成予想図
モデルルーム内部。親子の会話を育むカウンターキッチンを標準化したほか、子供の成長に合わせて空間を自由に仕切れる可動間仕切りも採用した

 (株)サンケイビルは、郊外立地のファミリー向け分譲マンション新ブランド「LEFOND soleil(ルフォン ソレイユ)」の第1弾となる「ルフォンソレイユ小平小川町」(東京都東小平市、総戸数149戸)のモデルルームを、26日にオープンする。

 同物件は、西武拝島線「東大和市」駅徒歩9分の工場跡地に建設される、地上8階建てのマンション。施工は(株)長谷工コーポレーション。分譲マンションとしては初めて、ミキハウス子育て総研(株)の認定制度「子育てにやさしい住まいと環境」および「小学生に贈りたい住まいと環境」をダブルで認定。親子の会話を促すカウンターキッチンの標準化、子供の安全を考え高めに設定したコンセント位置、玄関のベビーカー置き場、ICカードを使った子供の帰宅通知システム、子育てママが利用できるママズラウンジ等の共用施設などの工夫を凝らした。

 住戸は、3LDK・4LDK、専有面積65~90平方メートル。居室の広さは平均面積約70平方メートル超とし、ワイドサッシや奥行き2mのバルコニーで開放感を演出。一括充電システムや省エネ等級「4」を取得することで、経済産業省の認定するスマートマンションとする。セキュリティシステムや防災備蓄倉庫の設置、防災備蓄袋を全戸に配布するなど、安心・安全にも備えていく。

 販売価格は、2,500万~4,800万円台、最多価格帯3,400万円台、坪単価は150万円前後を予定。昨年12月のプレセールス開始から約500組の事前反響を得ている。30~40歳代のファミリー層をメインに、60歳代のシニア層の住み替えニーズも強いという。

 同社はすでに、千葉県船橋市と流山市で同ブランド用地を入手済み。郊外型マンションの供給量を積み上げることで、今年度は年間供給戸数を500戸前後から1,000戸へ倍増させる。


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