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創業15周年に突入、永続する企業形成に注力/ピタットハウスネットワーク

「理念の制定、人材の育成などをポイントに永続する企業形成のサポートに力を入れていく」と抱負を語る河野社長
経営方針説明会の様子。全国各地よりフランチャイズ加盟店舗が集まった

 ピタットハウスネットワーク(株)は15日、全国のフランチャイズ加盟店を集めての「2014年度 経営方針説明会」を、ハイアットリージェンシー京都(京都市東山区)で開催した。

 昨年度は、国内482店舗、海外29店舗を出店。目標の500店舗出店に及ばなかったのは、加盟年数5年未満の加盟店を中心に、経営不振などを理由とした退店が相次いだたため。

 今年度の運営方針は、質の充実や経営安定をテーマとした、“老舗(SHI・NI・SE)経営”をビジョンに設定。
 「SHI(知る)」は、地域密着不動産会社として、リアルな情報を収集できる環境を整備。まち情報発信ブログ「街ピタ」の更新、中古マンションカタログの活用による情報発信の機会を提供していく。また、テレビCMなどを通じてフランチャイズの認知度向上を図る。
 「NI(担う)」では、顧客満足や人材育成を目指し、各社における事業計画「経営ビジョンシート」策定を推進。「人財力」アップを図る各種研修、顧客満足度向上を図る接客コンテストなどを継続して実施。ミステリーショッパーはより効果のあるものに改良する方針。研修などのサービスメニュー内容をわかりやすく告知していく。
 「SE(攻め)」は、付加価値事業やスターツグループの活用などを推進するため、スターツグループの商品の案内の強化を図る。新サービスとして「家賃deポイント」を導入。家賃をクレジットカードで支払うとポイントが貯まり、貯まったポイントは各種商品やサービスに移行できるもの。
 店舗は、国内522店舗、海外32店舗を出店する計画。

 壇上に立った同社代表取締役社長の河野一孝氏は「当社は今年6月で創業15年目に入る。他社にはない独自のノウハウ形成、顧客満足の向上などをコツコツ行なうことがグッドカンパニーとして永く経営するポイントになる。企業のキーとなる理念の制定、人材の育成などをポイントに展開していく」と述べた。

 また、13年度接客コンテスト入賞者や通期成績優秀者などに向けた表彰式も開催。27名・32店舗が受賞した。


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