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第4回「優良事業表彰」、10プロジェクトが受賞/全住協

戸建分譲住宅部門で受賞した近藤不動産の「67戸で共に築く『環境共生住宅の杜』-彩時季の街上野台」。年間供給100戸以下の地域密着企業が、創業50周年のノウハウを詰め込んだプロジェクト。地元購入が7割と近隣から支持を集めた点も高評価を得た

 (一社)全国住宅産業協会は15日、優良なプロジェクト(事業および企画・開発)を表彰する4回目の「優良事業表彰」の受賞プロジェクトを発表した。会員会社が国内で手掛けたプロジェクトが対象で、今回は過去最多の応募数だった前年と同じ20社22プロジェクトの応募があった。

 「戸建分譲住宅」「中高層分譲住宅」「不動産関連事業」「戸建注文住宅」「企画・開発」の5部門を設けて審査。戸建分譲・中高層分譲では、それぞれ開発面積と総戸数によって大規模~小規模に分類している。

 今回は表彰対象として10プロジェクトを選出。戸建分譲住宅部門では「67戸で共に築く『環境共生住宅の杜』-彩時季の街上野台」(近藤不動産(株)、埼玉県ふじみ野市、総戸数67戸)など4プロジェクトが受賞。中高層分譲住宅部門は「デュオヒルズつくば吾妻」((株)フージャースコーポレーション、茨城県つくば市、総戸数125戸)など5件を選出した。
 また、企画・開発部門では学生限定のアートコンペティション「アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペティション」((株)アーバネットコーポレーション)が受賞した。

 審査委員からは、「細かな配慮やニーズへの対応に加え、事業として成功していることが受賞物件の共通点だ。地域密着の全住協会員として、大手不動産会社の物件にはない独自の特徴を掲げているものが多い」といったコメントが寄せられた。


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