(一財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)は15日、3月18日付けで中国のオフィスビル「泰達MSD低炭素モデルビル(H2)」のCASBEE認定を実施したと発表した。海外物件は今回が初。
同物件は、中国天津市において開発を推進中の産業拠点「泰達MSD(Modern Service District)」に立地するオフィスビル。低炭素化技術として、自然採光、ダブルスキン、太陽光発電、太陽熱・地中熱利用などを採用。BEMS(ビルエネルギー管理システム)とBAS(自動制御)を活用したエネルギー管理も導入し、トップレベルの省エネ化を実現している。
総合的な環境対策として、雑排水の再利用による節水化、エコマテリアルの使用、外構部と屋上部への積極的な緑化による景観形成にも配慮し、CASBEEによる最高評価Sランク認証を取得した。