ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は30日、2014年第1四半期の世界主要都市のオフィス賃料の動向を示す「不動産時計(プロパティクロック)」を発表した。賃料動向を時計に見立て、その都市の賃料動向が「下落加速」「下落減速(底入れ)」「上昇加速」「上昇減速(頭打ち)」の4サイクルのどこに位置するかを示すもの。
東京のAグレードオフィスは「賃料上昇の加速」に位置し、8四半期連続で「上昇加速」フェーズを維持した。なお、「上昇加速」には、ほかにロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、シンガポール、ソウルが位置している。
同社では、「昨年来の継続的景気回復や企業収益環境の良化を経て、力強い上昇となっている。本年全体を通しての経済動向は、オフィス賃貸市場にポジティブな影響を及ぼすと考えられ、それが今回の不動産時計にも表れている」とコメントしている。